トルコの最新のニュース




平和維持軍は延期(ミリエット紙 01.10.18 付)

平和維持軍構想、はて、この方は、何、考える?  ブッシュ政権は、トルコをリーダーとする平和維持軍構想で意見が割れたのに対し、国連は、「トルコは、中立の立場でいることはない」と主張した。

 アフガニスタンで、トルコの命令及び参加で、国際平和維持軍を作るという構想は、今のところ、期待をもって見守られている。アメリカ政府筋の一部は、この手の平和維持軍は、「現在の状況では実用的ではない」と述べているが、一方国連は、「トルコが、アフガニスタンの反政府勢力ラシド・ドスタム将軍と、近しい関係にある」ことを指摘して、トルコ軍が重きをなす平和維持軍には反対している。本紙の得た情報によると、トルコ政府は、平和維持軍で積極的な役割を果たす意向であることを、アメリカ政府に伝えてあるということだ。

            ラムズフェルド国防長官は望まず

 その後、ブッシュ政権は、トルコ政府と、この問題につき、直接話し合う決定をした。しかしその後、軍関係者が不安を口にするのを聞いたドナルド・ラムズフェルド国防長官は、「カブールで展開する平和維持軍構築の方針は、まだ決まっていない」と語り、イスラム教徒による平和維持軍に関し反対の意を表した。ブッシュ政権は、この件について、今のところ先送りにしている。このような展開のなか、国連でもアフガニスタン平和維持軍という考え方は反対を見ている。87歳のアフガニスタン元国王ムハンメッド・ザヒル・シャーが、先週の金曜日、国連の安全保障会議に提出した「平和維持軍」構想は、現在熟慮中だ。

            「急ぐことはないだろう」

 国連のアフガニスタン問題担当官ラフダル・ブラヒミは、この元国王の書簡について、安全保障会議に対し、「このような維持軍は、政治的財政的基盤ができてなければ、急ぐことではない」と語った。ワシントン・ポスト紙によると、国連関係筋は、トルコが重きをなす平和維持軍構想につき、「トルコが、ドスタム将軍に近く、それ故中立にはなりえない」と、積極的には対応していない。



イスマイル・ジェム外相 ジェム外相中央アジア訪問(ヒュリエット紙 01.10.17 付)

 今週末から行われるイスマイル・ジェム外相のアゼルバイジャン、トゥルクメニスタン、ウズベキスタン訪問が、9月11日のテロ攻撃、及びその後のアフガニスタンへの軍事行動に重きをなすことが期待されている。

 外務省報道官ヒュセイン・ディリオズは、毎週定期的に行われる記者会見で、質問に応えて、現在、トルコと中央アジア諸国との間には、親密な関係が存し、更に発展してきていること、またそれらが多様化してきていると述べた。
 トルコと中央アジア諸国は、様々な手段を講じ、高位のレベルの相互訪問及び会談を持っていると語るディリオズは、ジェム外相の訪問は、最近の諸事件に関して存する対立した見方、考え方を共有する目的で行われるものだと述べた。



エジェヴィット:イラクに飛び火すると、トルコは割れるだろう(ミリエット紙 01.10.16 付)

スターTVに入るエジェヴィット首相  エジェヴィット首相は、アメリカがアフガニスタンに展開している攻撃を、イラクにも向けることは正しいことではないと述べるとともに、「イラクにも攻撃を向けることは、トルコとして受け入れかねる。そんなことになると、トルコは割れるだろう」と述べた。エジェヴィットが、昨日出演したTV(スターTV)番組で、政治課題についての問いかけに対し応えた内容は、次の通り。
 唯一苦悩を抱える国、トルコ:アメリカへ軍事代表団を送っている国のなかで最も苦悩を抱えている国、それはトルコである。それは、経済的にも、テロという意味でも。分離主義者によるテロ以外にも、原理主義者や左翼過激派のテロは続いている。軍事組織は崩壊した、が、まだトルコには潜んでいる。トルコは苦悩を抱えている。にもかかわらず、アフガニスタンでの行動に援助を与えようとしているのだ。
 トルコは割れる:イラクのバランスを揺り動かし、イラクに対する軍事行動を執ることは、正しくない。これは、トルコを割ることに道を開くだろう。中東のバランスを混乱に陥れるだけだ。イラクは、地勢政治学的にも、地勢文化的にも重要な国家である。



ニュー・ヨーク・タイムス:アンカラのアメリカのビル爆破は未然に防がれた(ミリエット紙 01.10.15 son dakika 付)

 9月11日、アメリカで発生したテロ攻撃の後、アンカラにあるアメリカのビル爆破が未然に防がれたことが明らかになった。
 ニュー・ヨーク・タイムスが、アメリカ当局の消息筋の伝えるところとして報道しているものに拠れば、アンカラのビルとともに、パリのアメリカ大使館、イエメンのアメリカ大使館関連施設、ブリュッセルのNATO本部に対する攻撃が計画されていたこと、そしてそれら4件の襲撃計画が、未然に防がれたことが明らかにされた。
 同消息筋が述べたところに拠ると、「テロ集団は、再び襲撃計画を練っている」ということだ。
 同紙は、アメリカで攻撃対象となっているビルについては、詳細にわたっては書いていない。
 イエメンの関係筋は、9月11日以降、同国へ入国したウサマ・ビンラディン関連の多くのアラブ人を探しているということだ。
 また、アメリカ及び他の国の公安当局が拘束した人物は、225人に上ること、更に「FBIは、多くのテロリストたちが、アメリカ、ヨーロッパ、中東に拘束されずにいると考えている」と述べている。



テロの原因を取り除こう(ミリエット紙 01.10.14 付)

セゼール大統領とヨルダン国王  ヨルダン国王アブドゥラハは、昨日セゼール大統領と会談した。2人の会談では、イラクがアメリカの反発を招きかねない態度を執ることを避けるよう警告することで、一致した。

 アフガンへの攻撃がイラクに向けられることを防ぐために、トルコとヨルダンは、イラク政府が、アメリカの反発を招きかねない態度を執ることを避けるよう示唆することとなった。
 アブドゥラハ国王は、昨日、僅か4時間のアンカラ訪問で、イスラエル・パレスチナの関係悪化とイラク問題について、意見を交換した。アフメット・ネジデット・セゼール大統領と会談したアブドゥラハ国王は、アメリカが、イラクを標的にすることは、アラブ世界に大波を起こすことになると警告した。2人の指導者は、イラクが、国連との協調を保つことを、また特にこの時期、責任ある態度を取らねばならないという考えを共有する一方、この点で、イラク政府に対して、示唆を与えることとなった。
 イスラエル・パレスチナ問題の解決は、従前以上に緊急性を要するという点で一致を見るとともに、同国王は、トルコの両陣営に対する影響力を行使することを求めた。
 記者会見に臨んだセゼール大統領は、「中東の平和と安定にマイナスとなるこの2つの問題の少しでも早い解決に対し、両国が助力しあうことを確認した」と語った。アブドゥラハ国王も、パレスチナ国家建設の権利を行使しつつあるところだと述べるとともに、「国際社会が、平和への道のりを、直ちに再生させる道を歩んで行かねばならない」と述べた。

             セゼール:イスラムと結びつけるなかれ

 更に、同国王は、「イスラムを、テロと結びつける考え方に、我々は協同で反対することとなった。イスラムは、平和と寛容をモットーとしてきた。それに対し、テロは、嫌悪と恐怖をもたらしただけだ」と述べると、セゼールも、最近のテロ攻撃とイスラムとは、何ら関係のあるわけのないものであると語った。



願わくは、イラクへの攻撃がないことを(ヒュリエット紙 01.10.13 son dakika 付) メスット・ユルマズ副総理

 メスット・ユルマズ副総理は、イラクの指導者サダム・フセインが、先日述べた「トルコは、イラクに対してなされるかもしれない攻撃に加わらないだろう」との発言に対し、「トルコの行動を如何にするかは、サダムではなく、トルコ政府が決めることだ」と反発した。

 ユルマズは、昨晩、オメルリ・イエニ・ジャーミーでの金曜日の礼拝の後、記者団の質問に応えた。イラク攻撃に関する事柄というのは、何ら話題に上っていないと述べるとともに、「願わくは、イラクへの攻撃の必要がないことを」と述べた。更に、トルコは、テロとの戦いで最も被害を受けた国であり、「テロの故に、最も多くの兵士の棺を埋葬しなければならなかった国」として、このテロとの戦いを成功に導くことを最も希求し、それ故、最も多くの援助を与えねばならない国であると述べた。

(アフガン攻撃に加えて、それ以外の「テロ支援国」に対しての攻撃は、日本では、ほとんど話題に上っていませんが、トルコでは、隣国イラク攻撃の可能性は、自明の理として、日々話題に上っています・・・黄紺)



亡くなったアフガン人追悼式がベヤジットで行われ、スローガンが掲げられた(ミリエット紙 01.10.12 son dakika 付)

金曜日の礼拝の後は、いつもの如く、、、  ベヤジット・ジャーミーとスルタン・アフメット・ジャーミーから出てきたグループが、アフガニスタンで亡くなった人たちを追悼する祈りを行い、アメリカに反対するスローガンを掲げた。
 ベヤジットでは、解散しようとしないグループに対して、警察官が立ち入っていった。その結果、多くの人物が拘束された。
 ベヤジット・ジャーミーでは、金曜日の礼拝を終わった後、あるグループが、スローガンを掲げ、広場で集会を始めた。
 大きな輪を作り、サウジのテロリスト、ラディンを支持し、アメリカ、及び、国外への軍隊派遣を決めた政府に反対するスローガンを掲げ、アメリカとイスラエルの国旗を焼いた。
 その後、アフガニスタンで亡くなった人たちのための追悼の祈りをしたグループは、警察官から、解散警告を受けた。解散に抵抗するグループは、機動隊により、ガス弾を撃たれた。
 ラーレリ方向に歩き出したグループは、警察の警告を受け解散したが、チェンベルタシュに向かい、そこでスローガンを掲げようとしたグループは、警告を無視した。
 拘束された者は、警察のバスで、警察本部に連れて行かれた。しかし、機動隊の放ったガス弾で、デモ参加者のみならず、警察官やギャラリーも、その影響を受けていた。
 金曜日の礼拝の前後で、計58人が拘束されたことが明らかにされた。
 他方、ベヤジット・ジャーミーから金曜日の礼拝が終わり、人々が外に出てくるときに、警察の方で、中庭から外の広場へ出るドアを閉めてしまい、追悼の祈りをしようと求める中の人間と、外の人間が一緒にならないような措置が執られた。



インジルリックはサポート基地(ミリエット紙 01.10.12 付)

インジルリック基地からアフガンへ  アフガニスタンへ人道的援助物資を投下する輸送機を、インジルリック基地から飛び立つ飛行機が警護している。

 トルコの空域及び基地は、アフガニスタンへ人道的援助物資を投下する輸送機と戦闘機に使われているということが明らかになった。アフガニスタンへの人道援助を行うために、トルコ及びトゥルクメニスタンの空域が使われている。
 ドイツのラムシュタインとイタリアのシゴレッラ両基地から飛び立ったC-17輸送機は、インジルリック基地に寄った後、トルコ〜グルジア〜アゼルバイジャン〜カスピ海〜トゥルクメニスタンの空域を通過して、アフガニスタンへ至ってることが明らかになった。
 輸送機には、予想される攻撃に備えて、警護機が寄り添っていると言われている。トルコの空域及び基地使用のために認められた許可は、これら輸送機にとって有用であると述べる消息筋は、アメリカが、警護機のためにも特別許可求めてると言っている。特に、同行機の燃料補給に、インジルリック基地の使用が必要なようである。

            7時間半後に帰還

 インジルリック基地は、今、夜遅くまで活動し始めている。夜間、51機の離発着が確認された。イラク北部の偵察・安全確認飛行のために、9月11日までは、同時に3〜4機しか空域にいなかったアメリカの戦闘機が、アフガニスタンへの戦略が始まって以後、7時間半での帰還が見られるようになり、更に先日は、8時間半もかかっていた。



トルコ軍に2つの前線、アフガニスタンとウズベキスタン(ヒュリエット紙 01.10.11 son dakika 付)

トルコ軍、アフガン攻撃に参戦  トルコ軍に、派遣命令が下った瞬間、テロリズムに対し卓越した戦いができるこのエリート軍団は、世界を揺り動かしているテロとの戦いに、重しをもたらすだろう。

 アメリカ国防省、トルコ政府、NATO間での協議の結果、トルコ軍が派遣されるということになれば、それは、アフガニスタンとウズベキスタンとなるだろうということである。選りすぐりの特別部隊は、テロに対し、また地理的困難さをともなう戦いにおいて、活躍することであろう。

            これが、トルコの計画

 *陸軍准将1名、及び6名の将校を、タンパに派遣
 *特殊部隊の派遣の用意
 *飛行機、及び2個大隊待機
 *行動計画のアメリカへの伝達
 *北部同盟の指導

 アメリカ国防省、トルコ政府、EU3者により行われた第1回協議によると、トルコ軍が派遣された場合、次の2つのポイントとなる。アフガニスタンと、その隣国ウズベキスタン。この内容は、昨日、明らかになったと述べる消息筋は、「アメリカとウズベキスタン間で新たに成立する軍事協定、及び現在存しているトルコ・ウズベキスタン間の軍事協定の枠内で日程に上ってきた」と述べた。

            北部同盟支援

 命令が下った場合、派遣される地域は、このようだと述べた消息筋は、更に次のような情報を伝えてくれた。
 「特に、トルコ軍は、地理的条件に慣れているということから、北部同盟に寄り添い、訓練を支援することとなるだろう。既に、トルコは、北部同盟の支援を、この間与えてきた。それが、増えるというわけだ。軍の派遣ということが、問題にならないようだと、状況は変わりうる。だが、我が方の準備は完了している」。



軍派遣の権能は政府に(ヒュリエット紙 01.10.10 son dakika 付)

連立3首脳  政府は、「継続的自由獲得作戦」という主旨での軍の海外派遣の権能を政府に委託する許可決議が、国会で行われた。422人の国会議員の内319人の賛成、101人の反対というものであった。

 エジェヴィット首相署名の「政府委託法案」が、午後3時に開催された国会で、政府提案として上程された。政府を代表してセバハッティン・チャクマクオール国防大臣が提案趣旨説明を行い、これに対し各政党代表者が意見を述べた。

            賛成319、反対101

 各政党の意見表明が終わると、投票方法が明らかにされた。公開投票で行うことともに、電光掲示をするという方法が採られた。投票結果は、賛成票319、反対票101、棄権2であった。

            権能委託の許可

 ビュレント・エジェヴィット首相署名をもってして、国会議長に提出された同法案では、アフガニスタンでの軍事行動という枠組みの中で、外国へのトルコ軍の派遣、及び必要な外国軍のトルコへの駐屯について、許可が与えられることとなった。この法案の根拠としては、次のように述べられている。

 憲法92条、117条の述べるところにより、必要性、内容、条件、時期、期間を、我々政府は明示し、テロと戦う「継続的自由獲得作戦」の実行という観点で、トルコ軍を外国に派遣するということ、及び、外国軍のトルコ駐屯、政府により付与され、明示される枠組み内での軍事活動ができるようにするための許可を望むものである。



軍はアフガニスタンへ(ミリエット紙 01.10. 9 付)

閣議決定の公表  NATO条約5条に基づき、軍の派遣要請が来た場合、派遣することを決めた閣議決定が、本日国会に賦される。

 NATO条約5条に基づき、軍の派遣要請が来た場合、アフガニスタンで展開されている軍事作戦に軍を派遣するという閣議決定に署名が、昨日なされた。
 アフガニスタンで展開されている軍事行動を検討するため、昨日の午後7時から開かれた臨時閣議で、初めてこの問題について検討し、事態が極めて深刻であることを明らかにしたエジェヴィット首相は、「トルコが、周辺地域の安全保障のために執るべき措置は執った」と語った。またイスマイル・ジェム外相は、アメリカ及び周辺諸国と、継続的に対話を重ねていると述べた。セバハティン・チャクマクオール国防大臣は、NATO5条に基づき、軍の派遣要請が来れば、それに応じなければならないと語った。
 この閣議決定は、全ての署名が済み次第、本日、国会に賦される予定である。そして、午後3時に、記名投票が行われることとなっている。実際に派遣されることが想定されている兵士は、300人で編成されている山岳用特別部隊である。



NATOが「イエス」と言えば、トルコも加わる(ヒュリエット紙 01.10. 8 付)

参謀総長クヴルクオール到着  軍事行動に関し、昨日、アンカラで、エジェヴィット首相を座長とする安全保障会議が、軍関係者も加わり持たれた。

 軍事行動が開始されてから、エジェヴィット首相は、臨時会議を招集した。NATOが、本日行う会議で、5条条項が適用されて、軍隊派遣の決定をした場合、トルコも、その決定に従うことを決定した。
 また、この会議では、トルコはイラクへの進攻は考えてないと、アメリカに伝えることを決定した。そして、軍事行動が一般市民に被害を与えないよう行われるようとしていることに、満足の意を表した。
 この夜半に行われた会議では、アメリカとイギリスが行ったアフガニスタン攻撃について意見交換がなされた。NATOが、本日行う会議にて、同条約5条条項を適用して、アフガニスタンに軍隊を派遣することを決定した場合、トルコも、この決定に従うつもりだ。そして、この起こりうる軍の派遣が、討議の俎上に上った。
 エジェヴィット首相の、昨晩、午後11時45分に始まったこの会議で、セゼール大統領及びジェム外相に、会議で得た情報を公開したり、また野党に対しても知らせたいという希望は、会議参加者には、あまり歓迎されるものではなかった。これは、トルコ世論に、「トルコは、戦争に突入した」という印象を与える元となり、また経済に与える負の影響が大きいと判断されたからである。だが、エジェヴィットは、この主張を引かなかった。同首相は、夜半に、大統領府に向かった。



メスット・ユルマズANAP党首 選挙は2004年(アクシャム紙 01.10. 7 付)

 連立政権各政党は、選挙日程について、極秘の合意に至ったことが明らかになった。各指導者は、連立成立後初の選挙を、通常の日程である2004年11月に行なうという点で合意に達したということである。祖国党(ANAP)のアバント合宿にて、連立内部の極秘の合意につい説明したメスト・ユルマズ党首は、「昨日、他の連立与党と合意した。選挙は、2004年、即ち、通常の日程で行なう」と述べた。トルコの状況によっては、選挙にに向かえなくなることもありうると語るユルマズは、「それまでの期間を、いいように考えなければならない。現政権にとって、採るべく唯一の方法、それは、選挙だ。選挙は、通常の日程で行なわれるはずだ。そのため、我々は頑張って、何物かを残さねばならない」と語った。

(最近、ANAPからは、離脱者が多く出ており、この日も、22人の国会議員が参加しなかったようで、そういう意味では、選挙が先延ばしになったことは、まだ救いではないでしょうか・・・黄紺)



ラムズフェルド国防長官、アンカラに立ち寄る(ミリエット紙 01.10. 6 付)

米国防長官トルコ訪問  アメリカ国防長官ラムズフェルドが、エジェヴィット、チャクマックオール、ジェム、参謀総長クヴルクオールと会談した。「トルコの支援を聞きに来た」と、同国防長官は述べた。

 アメリカ国防長官ドナルド・ラムズフェルドは、アンカラへの僅か2時間の訪問で聞いたトルコ政府の支援策に、満足の意を表した。
 アフガニスタンへの軍事行動を前にして、アンカラに立ち寄り、トルコ政府首脳と会談した同長官は、具体的な軍事支援要求を出してない間に、トルコから受けた支援に賞賛の言葉を述べた。1時間の会談で、ラムズフェルドは、いかなる支援要請をする前に、トルコ政府が支援を決めたことに触れ、トルコ政府の、領空通過、情報提供を含む支援が、役に立つものであることを強調した。トルコ政府が、事件発生当初から支援を与えてくれたこと、そしてその支援が、重要なものであることを、十分認識していると語った。

           エジェヴィト:トルコはいつもアメリカを味方だ

 会談で、エジェヴィト首相は、トルコは、アメリカの味方だと繰り返し述べ、同長官に、ブッシュ大統領が、テロとの戦いをどのように進めようとしているのか問いただした。
 目下、両国は、アフガニスタンをターゲットにしているが、アフガニスタン国民に被害が及ばないようにという点では、意見の一致を見た。更に、北部同盟に対する更なる支援でも、一致をみた。
 ラムズフェルドは、「トルコの支援に重点を置くため」にトルコ訪問をしたと述べ、幾度もテロに悩まされているトルコは、アメリカの抱えている問題を、よく理解してくれる国であると語った。また、追加要請があるのかどうかという問いに対して、ラムズフェルドは、「要請はない。どの国も、テロと戦うという意味で、自身で明らかにすべきことだ」と応じた。



ヨーロッパから拍手の嵐(サバハ紙 01.10. 5 付)

トルコ国会  世界のマスコミは、トルコ憲法の改革を、トルコのEU加盟への道を早める重要な改革と捉えた。ヨーロッパの観測筋をして、「近年、最も重要な成果」と言わしめた。トルコをEUに近づける憲法改革案は、世界中から好意的な反応が返ってきた。国会内6党派の合意によって提出された歴史的な内容を持つ憲法改革案は、世界のマスコミから賞賛の言葉が届いてきた。また、ヨーロッパの観測筋からも、「近年、最も重要な成果」という言葉が返ってきた。世界の著名な通信社、新聞、テレビ各社は、次のような言葉を寄せている。

 ウォール・ストリート・ジャーナル:EU加盟を促進

 EU加盟を促進する内容を持つ憲法改革案を、トルコ国会は受け入れた。この改革案では、クルド人が、自らの言語で報道することを禁じられていた条項が取り除かれた。死刑も、テロ及び国家反逆罪についてのみ限定された。EU側から改革がトルコに求められていた憲法改正がなったことは、EU加盟に向けての重要なステップと、観測筋からも考えられている。ただ大改革にともなって生じる問題が懸念されている。

 ガーディアン:近年の最も重要な成果

 1980年の軍事クーデター後に作られた憲法の多くの条文が、国会議員の内、反対16票、賛成474票で改正された。EUから厳しく批判を受けていた死刑制度、クルド語による報道の禁止、軍隊の政治への介入度が改正された。国家安全評議会の文民の数が5から9に増え、軍の影響力が減じた。あるEU関係者は、この改正を「近年の最も重要な成果だ。もし受け入れられなければ、EUとして悲しむべきことになるところだった」と述べている。

 フランス外務省報道官:大胆な進展

 トルコのEU加盟に向けての大胆な進展である。ヨーロッパ人権協定に適うものとしてトルコ国会で行われたこの改正は、トルコの連立政権の安定を示している。なかでも、表現の自由及び思想の自由が保障されたことは重要である。かような成果は、トルコのEU加盟に向けて重要なステップとなるであろう。この改革が、実のあるものとなることを願う。



ストッキング爆弾男(アクシャム紙 01.9.29 付)

レヴェントのマクドナルド(ミリエット紙より)  イスタンブールのレヴェント1番街にあるマクドナルドのトイレに置かれた爆弾が爆発した結果、イラン国籍の男性1人を含む2人が負傷した。爆弾が、犯人により女性のストッキングに包まれていたので、「ストッキング爆弾男」として知られているIBDA-Cのレヴェント・ドュルゲル博士により用意されたものと考えられている。
 レヴェント1番街のショッピング街にあるマクドナルドの2階で、昨日の5時頃、大きな爆発があった。この爆発により、イラン人の旅行者アブドラハ・フェヤズィ(37)と銀行員トュケル・ヤルチュン(25)が負傷した。2人は、レヴェント病院に運ばれ治療を受けた。同病院のセルダル・ダーは、「アブドラハ・フェヤズィは、右足と頭に受けた傷の治療中であり、もう1人の負傷者ヤルチュンは、精神的トラウマを受けており、現在治療中だ」と語った。

                     IBDA-Cに嫌疑

 目下、爆弾を仕掛けたのは、現場から逃げた20〜25歳で、身長1.65m、チェックのスーツを着た人物と考えられている。警察は、容疑者逮捕に向けて動いている一方、事件現場の捜査に当たっている爆弾の専門家は、興味ある証拠を見つけた。砕け散ってバラバラになった物の中から、女性のストッキングの破片を見つけた警察官は、「ストッキング爆弾男」として知られているIBDA-Cの将兵レヴェント・ドュルゲル博士の用意したものとの可能性を考えている。少し前に起こったウル・ダー大学での事件で、これは、同博士の仕業と考えられているが、初めての負傷者が出ていた。今日まで、各地で爆弾攻撃を計画し、その多くは、爆発する以前に処理をされていたドュルゲルが、イスタンブールで、初めて爆発させたと考えられている。






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